誰かの心に残りたい人生だった

私の存在を記すためのブログ

精神科医とのかかわり方

体験談のほうで初診が終わったところまで書いたので、番外編として私なりの精神科医とのかかわり方を書いてみたい。ここに記すことは当時から考えていたことではなく、後々になって気づいた反省点のようなものである。


問診の内容

精神科の診察は問診と処方のみであり、何か検査をすることはめったにない。したがって必然的に患者のコミュニケーション能力が問われるやっかいな場である。

精神科というのはほぼ定期的に通院するもので、多くて週1回、少なければ3か月に一回という場合もある。問診で聞かれる内容はだいたい決まっており、

「(前回から今までの)体調はどうですか」
「前回出した薬は効いてますか」
「最近何か変わったことはありますか」

何かテンプレートにそっているかのようなざっくりとした質問であるが、私の出会ったすべての医師がこのパターンであった。もちろん、何かイベントがあった場合はそれについて聞かれるが、どちらかというと問題がないことを確認するような聞き方をしてくる。


医師への伝え方


問診においては「伝え方」に最新の注意を払うべし。精神科医というのはなぜか悪いほうへ解釈する性質があるらしい。
たとえば、

私「最近気分もよく、出かけるようになりました」
医「少し躁状態ですね」

私「最近はあまりでかけてないですね」
医「少し鬱気味ですね」


これらは私が実際に経験した会話である。精神科医の考えは「現状維持」、これに尽きる。ローリスクローリターンである。

これを念頭におけば、ただ事実を述べるだけではいたずらに薬を増やされ、完治から遠ざかる可能性がある。悪い方向へ解釈されることをふまえて、内容を取捨選択のうえ述べるようにするべし。

(ただし、本当に追い詰められたときには誰かに吐き出すことで楽になる場合があり、そのときは存分に吐き出すべし)


医師は助けてくれない


「精神科に行けば気分が楽になってそのうち回復するだろう」という考えは甘い。彼らのできることは薬を処方することだけであり、相談にのるなどのスキルは期待してはならない。医師と会うのは診察の数分であり、かつ我々はたくさんいる患者の一人にすぎない。特別扱いなんてしてくれないし、場合によっては雑に扱われたりもする。間違っても自分を救ってもらおうとは考えないほうがいい。

病院や医師によると思うが、仕事やその他の患者の生活上の問題などはカウンセラーやソーシャルワーカーが担当するらしい。私はソーシャルワーカーに会ったことがないのでその辺のことは詳しい人に聞いてほしい。あまり救われた例を聞いたことがないが...


結局は自分で解決するしかない


そもそも精神科に通うきっかけを考えると、なにかストレスとなるものや環境、成育歴に問題があるのであって、それを解決できるのは自分しかいない。医師はあくまで他人であり、できることは限られている。

自分でなんとかするという気概を持って治療を受けるしかないのである。