誰かの心に残りたい人生だった

私の存在を記すためのブログ

カルテ開示

なかなかブログの更新を続けるのは難しいものである。何を書くべきかわからない。
まあ、ひとつの役割として精神科体験記ということにしているが、あまりだらだらと時系列にそって書き続けるのもしんどい。書く側も読む側も。
今後はある程度ポイントを絞って書いていく方針にしよう。

ところで、本ブログの体験談はできるだけ正確性を保つため、開示したカルテを参考にしている。
ふと、「カルテ開示って実はあまりやらないのいでは?とくに精神科だと」と思いついた。そこで今回はカルテの開示請求の流れを振り返る。



1. 開示請求の申請
当時転院の時期であり、最期の診察が終わったことを確認して「全部見てやろう」などと邪な気持ちで開示請求に踏み切った。当初はそもそも開示請求ってどこでやるの?どんなことすればいいの?みたいな感じだったので、まず総合受付に行った。(もちろんアポなし)

私「すみません。カルテの開示請求をしたいんですが」
受付「あ、はい。少々お待ちいただけますか。あと、診察券見せていただけますか」

わりと手慣れた対応だった。素直に診察券を提示するとどこかに電話をかけはじめた。たぶん単なる取次だろう。

すると、「7番窓口へ行ってください」と促された。7番窓口とは具体的に何をしているのか不明であったが、よく患者が呼び出される窓口だった。

気を引き締めて向かうと、何やら重苦しい表情のおばさんが登場した。白衣を着ているから医師であろう。

医師「カルテ開示の方ですね。こちらの書類に目を通してください」

要するに申請書だった。カルテ開示請求の流れがフローチャートで示され、注意事項が列記されていた。主に「~の場合は開示できない」みたいな内容だった
同意するなら必要事項を記入せよとのことだった。

住所や氏名のほか、開示したい書類、医師の立ち合いの有無を選択できるようだった。
開示できるカルテとは、いわゆる電子カルテを紙媒体に印刷したものであるが、
・開示が必要な期間
・入院も含むか、それとも通院記録のみか
・CTなどのフィルムも含むか
・閲覧のみか、印刷するか

が選択できる。自分はまよわず、
・初診から現在まで
・入院も含むすべて
・CTや各種検査記録もすべて
・すべて印刷

で申請した。

医師の立ち合いとは、カルテの内容に質問がある場合、患者が専門の医師に尋ねることができるらしい。ただその場合はカルテ開示の日が限定され、日程が合わない場合はカルテ開示そのものが(無駄に)延期される。私はこれは「不要」と申請した。

なお、カルテ開示の理由や目的をかく欄はなく、また口頭での質問もなかった。


2. カルテ開示通知
カルテ開示請求の「申請をすると、2週間くらいしてから「開示できるかどうかを審査した結果を通知する書類」が郵送される。正式な名称は忘れた。開示可能な場合はその日程がピンポイントで指定される。ここで、開示してくれるのはこの日程のみであり、他は認められない。しかも日程は完全に病院側が指定するものである。平日に迅速に休みを取れない患者は開示請求が難しいが、その場合は代理人を用意すればいいらしい。自分は当時まだ学生であり、時間の融通がきいたので問題なく行けた。


3. カルテの受領
指定された日に受付に行くと、膨大な書類が山積みになっていた。尋ねると4000枚を超えていた。さすがに通院・入院記録ともなるとこれだけになるのだろう。
私はあらかじめコンビニで丈夫な紙袋を買っておいたので、それで持って帰ることにした。重かった。CTデータはフィルムでもらった。CDとかに焼いてくれれば楽なのにと思ったが、DICOMを開くソフトを一般人が使いこなせるかというと疑問なので妥当かもしれない。

ちなみに料金であるが、完全に実費である。私の場合は枚数が多いので1万を優に超えたが。


4. カルテの内容
さて、カルテには何が書かれていたかということだが、

・割と簡潔に書かれている
・略語が多いが、文脈から読めなくはない
・検査記録は詳細
・医師間のやりとりも開示されている(他院からの紹介状など)

結論として、非常に有意義な情報源である。医師側が何を考えていたのかがよくわかる。


5. カルテ開示のリスク
私は穏便にカルテ開示をしたが、もちろんリスクはある。

・治療の途中であれば医師との信頼関係を壊しかねない。
・医師の所見を読んでショックを受ける可能性がある

といったところか。


6. まとめ
私はとくに支障なくカルテ開示ができた。単純に知りたいという欲求からだったが、開示してよかったと思っている。

 

以上、参考になれば幸いである。